時を染める     山口敏郎展ー

時を染める     山口敏郎展ー

本年も山口敏郎がスペインで生んだ強く美しい、独特の作品世界をお届けいたします。

この美しい顔料を使った作品は白壁に溶け込み、心地よいリズムを作り出しながら、

過去から未来へ、未来から過去へと、時の美しさをも感じさせてくれます。

これらの作品に対峙する時、山口は瞬時の歓びを噛み締めているのかもしれません。

山口の言葉を借りれば、彼自身が「今」に夢中ということだと思うのです。

1956 岡山県生まれ
1978 武蔵野美術大学卒業
1982 マドリッドに移住する、ESPACIO TAO 主宰